芳賀麻誉美 履歴書
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Last updated 18/03/26
<簡易プロフィール>
専門分野は、調査と評価、データ解析、官能評価、商品開発、サービス開発、マーケティング・リサーチ、消費者行動研究などの学際分野である。
官能評価データや市場調査データの解析を得意とし、応用事例研究を多数手がける。
日本マーケティング・サイエンス学会「マーケティング・リサーチ研究部会」を主宰。
食品会社での商品開発経験を生かした、わかりやすい講義とセミナーが好評。コンサルティングも行っている。
インターネットリサーチの菱明期には、(株)インタースコープ(現在の(株)マクロミルの前身)顧問を務めた他、データソリューションカンパニーである(株)ALBERT(アルベルト)の設立時から顧問を務めたり、(株)グリーンハウスでの(株)ウィットの立ち上げと「あすけん」のサービスインに従事するなど、ITサービス事業にも精通している。
<本務>
- ・大阪経済大学 経営学部 准教授(2017.4〜現在)
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- ・徳山大学経済学部 ビジネス戦略学科 准教授(2014.4〜2017.3)
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- ・一橋大学大学院 国際企業戦略科 特任講師(2011〜2013)
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- ・女子栄養大学 栄養学部 助教(2008まで)
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<非常勤>
- ・早稲田大学 人間科学部 非常勤講師(2013.4〜現在)
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- ・早稲田大学大学院 人間科学研究科 非常勤講師(2013.4〜現在)
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- ・駒澤大学 経営学部 市場戦略学科 非常勤講師(2016.4〜2017.3)
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- ・立教大学 現代心理学部 非常勤講師(2007.4〜2013.3)
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- ・慶應義塾大学 総合政策学部 非常勤講師(2005.4〜2013.3)
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- ・東洋大学 経済学部 非常勤講師(2004.4〜2018.3)
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- ・女子栄養大学 栄養学部 非常勤講師(2008.4〜2010.3)
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- ・内閣府 官民競争入札等監理委員会 統計調査分科会 専門委員(2008.6〜2012.3)
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- ・株式会社日経リサーチ マーケティングリサーチ本部研究開発顧問(2007.4〜2010.3)
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- ・株式会社 ALBERT 顧問(2005.4〜2011.3)
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- ・ヤフーバリューインサイト株式会社(元(株)インタースコープ、現(株)マクロミル) マーケティング顧問(2004.4〜2010.7)
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<最近の研究テーマ>
- ・新しいマーケティングリサーチ手法の研究
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- ・文化心理学のマーケティングへの応用
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- ・顧客セグメンテーションの方法論と応用研究
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- ・行動観察データ、履歴データ、アンケートデータ等の連結データの分析
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<2010年までの主要テーマ>
- ・反応時間を利用した調査法「レスポンスレイテンシー法」の開発、分析法検討、応用事例の作成
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- ・商品グリッド法および評価グリッド法の発展的手法開発、分析法検討、応用事例の作成(テキストマイニング含む)
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- ・ベイジアン・ネットワークを使った事例研究(特にマーケティング分野への応用)
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- ・ネットビジネスにおけるサービス開発。有効なデータベース構築とそのデータマイニング
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- ・商品開発のためのマーケティング・リサーチ「3-Step Research」の理論研究と実務応用
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- ・実験的調査への構造方程式モデリングの適用と高度応用
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<受賞歴>
- ・「2013年度サービス学会第1回国内大会口頭発表Best Presentation Award(一般部門)」サービス学会(2013.5)
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- ・「日本心理学会優秀論文賞」 日本心理学会(2005.9)
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- ・「第5回(2003年度)日本行動計量学会奨励賞」 日本行動計量学会(2003.9)
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- ・「日本感性工学会2000年大会優秀発表賞」 日本感性工学会(2001.9)
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- ・第23回多変量解析シンポジウム「ベストプレゼン賞」 財団法人日本科学技術連盟(2001.3)
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- ・第21回多変量解析シンポジウム「優秀事例賞」 財団法人日本科学技術連盟(1999.3)
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<所属学会>
- ・日本官能評価学会(1998〜)
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- ・日本行動計量学会(1999〜):日本行動計量学会学会誌編集委員(2003〜2005),日本行動計量学会運営委員(2006〜2012)
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- ・日本感性工学会 (1999〜)
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- ・日本マーケティング・サイエンス学会(2000〜):「新製品開発のためのマーケティング・リサーチ」部会 プロジェクト代表(2003〜)
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- ・日本消費者行動研究学会(2000〜)
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- ・日本マーケティング学会(2012〜)
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- ・サービス学会(2012〜)
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<社会における教育・研究活動等>
- ・財団法人 日本科学技術連盟 官能評価部会 参加(1997〜2001)
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- ・財団法人 日本科学技術連盟 多変量解析研究会 参加(1997〜2002)
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- ・財団法人 日本科学技術連盟 多変量解析研究会 運営委員(1999〜2002)
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- ・日本行動計量学会 好みの計量研究会 主査(日本行動計量学会小グループ研究会・助成対象)(2001〜)
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- ・社団法人 中央酪農会議 平成14年度生乳需要拡大研修会 講師(2002)
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- ・株式会社 技術情報協会 講師(2003〜)
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- ・宮城県産業技術総合センター 宮城県酒造技術者交流会 講師(2003)
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- ・文部省統計数理研究所公開講座 統計数理要論B 講師(2003)
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- ・ifiaJAPAN2004 おいしさの科学フォーラム講師 (「最新官能評価」セミナーを開催)(2004)
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- ・日本行動計量学会 第81回行動計量シンポジウム 企画委員(2004)
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- ・株式会社日本テクノセンター 講師(2004)
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- ・販売実務協会・食生活マーケット研究会 講師(2004)
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- ・SPSS Open House 2004 アカデミックセッション 講師(2004)
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- ・SPSS Open House 2005 アカデミックセッション 講師(2005)
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- ・日本行動計量学会第33回大会 大会企画委員会委員(2005)
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- ・日本行動計量学会第36回大会チュートリアルセミナー企画委員(2008)
- ・日本行動計量学会春の合宿セミナー 企画委員(2009)
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- ・内閣府「景気動向指数の改善に関する研究会事務局 調査研究担当員(2009.5〜2011.3)
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- ・一般財団法人統計質保証推進協会 統計検定センター 研究員(2012.4〜2013.3)
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<業績>
研究業績一覧
<プロフィール>
明治乳業株式会社における2年間の製品開発業務で各種製品開発手法を学び,セブンイレブン,ローソン,プリンスホテル等向けのプライベートブランド,業務用アイスクリームを複数設計したほか,主婦や子供向けの市販品についても担当し,およそ30〜40前後の製品開発に携わった。
女子栄養大学に転職後は,この時の経験を生かして官能評価やマーケティング・リサーチ,統計解析を複数の専門家に学び,独自の複合的観点からの消費者行動研究やブランド研究、企業戦略論等と有機的に連携・運用可能な製品開発手法およびそのトータル・システム化の研究に取り組んできた。
自身の経歴と現職大学の専門性から食品業界との関わりが強いが,現在は食品分野に限らずに多様な企業との委託・共同研究,コンサルテーションを通し,実践的側面を重視しながら「製品開発」「市場調査法」理論の体系化を行っている。
特に2004年以降はインターネットリサーチを主な業務とする株式会社インタースコープの顧問に就任し,Web評価グリッド法,チャット評価グリッド法,Webレスポンスレイテイシー法といったWebの特性を生かした新規調査法のデータ収集から解析法までの開発部分に携わり、商品化に結びつけた。
また,2005年からは通信販売を手がける株式会社ニッセンの子会社として設立したリコメンデーションをキーテクノロジーとするITベンチャーの顧問にも就任。現在は自身の持つマーケティング,市場調査,情報処理,統計解析といった複数の知識・技術を利用した新規Webサービス開発等も研究的側面から推進した。
2007年からは、(株)日経リサーチ マーケティング本部の商品開発顧問となり、初年はPOS事業の新情報サービスの企画・開発構築・検証に取り組み,2008年1月にNIKKEI-NEEDSをリリースした。サービス提供開始後の半年間、引き続きその改良・開発を行った。
2008年4月からはフリーの研究者として活動。2007年までにKDDI研究所との共同研究として開発した携帯電話を使用した新規調査手法を、日経リサーチ顧問として、ともに商品化。「クロスリファレンスリサーチ」として市販商品化した。
なお、KDDI研究所との研究成果は「調査装置及びコンピュータプログラム」の特許として2007年8月31日に出願(特願2007-226544)、2012年3月2日に特許第4937048号を取得した。さらに日経リサーチとKDDI研究所との共同研究成果も共願し、別途「調査装置及びコンピュータプログラム」の特許として2009年6月11日にも出願(特願2009-140534)
また、同時期は、内閣府「景気動向指数の改善に関する研究会事務局 調査研究担当員としても活動し、500変数に上る景気を示す個別指標の検討等を行った。
2011年一橋大学大学院国際企業戦略研究科に入職し、(独)科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 「B研究:問題解決型サービス開発研究プログラム」文脈視点によるサービス価値共創モデルの研究(代表 藤川佳則)プロジェクトを担当、推進している。
<お世話になった先生>
・故 吉澤正先生
多変量解析研究会に参加するように勧めてくださった先生。吉澤先生に声掛けしていただかなかったら、今の私はありません。多くの先生方から学ぶ機会をいただきました。
・元東京理科大学教授 芳賀敏郎先生
多変量解析研究会での活動を通して、データ解析のノウハウを直接学びました。産業界への貢献、研究者としての姿勢など、強く影響を受けました。
・日経リサーチ 現取締役 鈴木督久先生
もしかすると私は社外の一番弟子ではないでしょうか・・・?構造方程式モデリングの手ほどきをしていただきました。公私にわたりお世話になった(なっている?)先生
・元立教大学教授 岡太彬訓先生
立教大学の院生ゼミに1年間週1回通わせていただきました。先生の人柄の良さと仕事の速さにほれ込んで、無理をお願いしました。実は私は隠れMDS派です。
・早稲田大学教授 豊田秀樹先生
早稲田大学の院生ゼミに1年間週1-2回通わせていただきました。門外のずうずうしい弟子もどきです。この時習得した知識が現在の私の一番の宝かもしれません。
・電気通信大学大学院教授 植野真臣先生
大学院博士課程の指導教官です。お世話になっております。
・一橋大学大学院教授 阿久津聡先生
JST RISTEXのプロジェクトのサービスサイエンス関連研究の共同研究者として、大変、お世話になっております。言わずと知れた日本のブランド研究の第一人者です。